マップボックスが自動車業界向けナビゲーション機能を発表 BMWがローンチパートナーに

2020年12月16日

※本プレスリリースはマップボックス・インク(以下、「マップボックス」)が米国で発信したプレスリリースを翻訳したものです。

地図サービスの開発プラットフォームを提供するマップボックスは、自動車業界向けナビゲーションSDKをリニューアルローンチいたしました。本リリースは従来の地図へのリアルタイム更新、渋滞情報のサポート、マップボックス スタジオを利用した地図の柔軟なカスタマイズに加えて、新たに開発されたデッドレコニング、水平線の電子的描画、オフラインでの利用、電気自動車向けの経路案内が搭載されます。

BMWグループ(以下、「BMW」)はこの新たなSDKの最初の顧客となります。マップボックスはBMWに対してナビゲーション用ソフトウェアとライブ更新されるクラウドベースの地図を提供します。BMWはマップボックスの提供するAndroid OS向けのナビゲーションSDKやマップボックススタジオを利用して、地図や経路案内の機能をインハウスで開発し、BMWならではの顧客体験を実現します。

“クラウドベースで設計され、開発するためのパーツが提供され、柔軟にカスタマイズ可能な開発基盤を提供するマップボックスは、我々のインハウス開発部隊が次世代かつBMWならではの車内体験を実現するためのベストパートナーと考えています。” - BMWグループテクニカルオペレーション担当シニアバイスプレジデント、ステファン・デュラッチ氏

マップボックスは、BMWと技術提携を締結しており、同社からさまざまなフィードバックをいただきながら先進的な機能をお届けしています。マップボックスはそれらの機能を定期的にSDKの中に組み込み、サブクスリプション形式でご提供する事で自動車業界の皆様にご利用いただけるようにしています。

”マップボックスのエンジニアはOEMと密に連携することで、このSDKに最高のアイデアを取り入れています。また、Mapbox.comでは誰でもダウンロード可能な毎月の改善点をリリースしており、これはモバイルで慣れ親しんだ開発速度を実現します。このパートナーシップは、ドライバーに対し、優れたユーザーエクスペリエンスを提供できると確信しています。”-マップボックス CEOのエリック・ガンダーセン

動的データのアップデート項目とレイヤーの修正項目について

マップボックスは世界中のデータセンターにあるクラウド地図を更新しています。これにより、数十のベンダーソースを統合し、センサーからの更新を修正として適用した、毎日23億の道路セグメントを含む世界地図を再生成できます。 OEMは地図への即時反映を可能にし、ドライバーがデータを提供するたび、ユーザエクスペリエンスが向上します。マップボックスのクラウドプラットフォームはAIを利用したデータパイプラインを使用し、 月間7億人のアクティブユーザーから集めた3億マイルのデータを集計し、匿名化した運転のテレメトリデータを毎日処理します。これにより、マップボックスは世界中のあらゆる場所の地図上データを継続的に更新可能です。

マップストリーミング、インテリジェントキャッシング、
ハイブリッドモード

更新されたデータは超軽量のベクターマップタイルとして自動車に配信され、自動車側では変更された必要なデータのみをダウンロード可能なため、日々更新される地図は低帯域幅コストで自動車に配信されます。 この技術は自動車メーカーが、部分的な接続(ハイブリッドモード)、または完全なオフラインシナリオ(オフラインモード)のソリューションを構成できるため、自動車側でローカルにキャッシュされた地図を使用してナビゲーションを向上することができます。

ロケーションエンジンと電子ホライズン

マップボックスは低遅延かつ高精度な位置精度を提供し、地図上に表示される位置と自動車の実際の位置は常に同期します。 マップボックス独自のロケーションエンジンは、GPS信号を継続的にフィルタリング処理し、マップマッチングアルゴリズムを使用してGPS信号が利用できない場合でもドライバーの現在位置を推定することでナビゲーションの中断を防ぎます。 2021年初旬から提供開始予定のナビゲーションSDKでは電子ホライズン機能が追加されます。これにより、通行する可能性が最も高い経路を事前計算し、交通事故・制限速度・道路上の障害などの各情報を地図から取得した上でドライバーへ警告するADAS機能も有効となります。

マップスタイリングとカメラAPI

BMWは、各モデルのブランドに合わせて独自のカスタム地図スタイルを設計しました。 マップボックスナビゲーションは地図上に様々なカメラアングルや、自動車の追跡機能、ズーム機能などを提供することで、ドライバーの視点やピンチイン・アウト等の地図上の画面表示を適切に変更します。

毎月ごとのSDKリリース

マップボックスSDKは「Mapbox.com」から無料でダウンロード可能です。 自動車業界では珍しい取り組みですが、OEMは自動車の寿命まで、毎月の機能リリースと、コネクテッドカー向けにパフォーマンス改善を図った最新のSDKにアクセスできます。 マップボックスは拡張機能をSDKに直接組み込んでおり、OEMはSDK上のアプリレイヤーで、各車両独自の差別化機能を構築することができ、共通のロジックとその車両固有の実装を明確に区別することが可能です。

Mapboxについて

マップボックスは開発者向けのマッピングおよびロケーションクラウドプラットフォーム企業です。自動車やアプリケーション上でリアルタイムのロケーション認識を行うためのSDKおよびAPIを提供しています。

マップボックスプラットフォームは、AIを利用したデータパイプラインが3億マイル以上の匿名化情報、およびリアルタイムの道路テレメトリデータを常に処理するフィードバックサイクルを構築しており、世界中で地図を継続的に更新することが可能にしています。クラウドプラットフォームは、モバイルおよびWebアプリケーション、ロジスティクスとディスパッチング、および車載カーナビゲーション用のスケーラブルなマッピングソフトウェア(地図、ナビゲーション、検索)を介して、ライブマップを開発者と共有します。

2010年にエリック・ガンダーセンが設立したマップボックスでは、現在、月間約7億人のアクティブユーザーと500人以上の従業員がいます。また、パートナーとしてはInstacart、Adobe、CNNなどのサービスパワー業界のリーダーがおります。マップボックスのプロダクトを導入頂いているお客様としては、IBM 、 Strava、The New York Times、Snapchat、Porsche、Square、The Weather Channel、Lonely Planet、Mastercard、The United Nations、Tableau、Landrover、MicrosoftPowerBIなど世界でも有数の企業にご使用頂いております。より詳細な情報につきましてはMapbox.com をご覧ください。