2025年7月2日、Mapboxは株式会社MIERUNE、アドソル日進株式会社とともに、地図・位置情報に特化した業界イベント「ジオ展2025」を共同開催しました。10回目の節目を迎えた今年のジオ展は、東京・大手町三井ホールを舞台に、過去最多となる65の出展団体と1,713名の来場者を記録。会場は終日熱気に包まれ、単なるビジネス展示会を超えた、業界全体の一体感が生まれる場となりました。
地図がつなぐ、産官学とサークル文化
ジオ展は、地理空間情報に携わる企業、大学、官公庁、NPO、そして市民サークルまでが一堂に会する、日本でも他に類を見ないユニークな展示会です。
「夏フェスのよう」「地図界のコミケ」と評されるその空気感は、情報収集やビジネスマッチングだけでなく、地図・位置情報に対する“共感”や“好奇心”を会場全体に波及させました。
展示内容は、3D地図や人流可視化、防災・ナビゲーション技術から、空想地図、鉄道ジオラマ、アカデミック研究、オープンデータ活用にまで多岐にわたり、業界の裾野の広さと深さを象徴する内容となりました。
Mapbox、「Japan Weather Layer」で防災の未来を可視化
Mapboxブースでは、気象データをマップ上にリアルタイムで重ね合わせる新機能「Japan Weather Layer」を披露。降水アニメーションや風の流れの3D表現、災害警報などを地図上でダイナミックに可視化することで、防災や自治体業務における活用の可能性を提案しました。
特に注目を集めたのは、3Dランドマークと天候連動によるナビゲーションデモ。都市の風景と気象変化が連動する表現は、都市運営や防災情報配信のリアリティを一段と高め、自治体関係者や防災分野の来場者から多数の反響が寄せられました。

若手人材や非営利団体とも交差する「地図の力」
来場者には、地理情報分野を学ぶ大学生や大学院生も多く、就職活動の情報収集や業界理解のためにブースを訪問。「業界のリアルな技術がわかって面白かった」「普段話せない人と会えた」との声があり、ジオ展が未来の人材育成にも貢献していることを実感しました。
「地図の未来」を共につくる場へ
会場の規模を昨年から拡大したにもかかわらず、「来年はもっと広い会場で」という声が多く寄せられ、ジオ展が地理空間業界をけん引する存在になっていることがうかがえます。
Mapboxは今後も、主催企業の一員として本イベントを牽引し、パートナーとの連携や次世代技術の発信を通じて、地図・位置情報が社会課題の解決に貢献する未来の創造に取り組んでまいります。


