プレスリリース

国土地理院のデータを利用した地形タイルをパブリックベータ版として提供開始

2021-09-21

マップボックス・ジャパン合同会社は、国土交通省 国土地理院のデータを利用し、等高線データを含んだ地形タイルをパブリックベータ版として提供することをお知らせします。また、本実装方法を参考にして、どなたでも独自にMapbox タイルセットの実装が可能です。

左:mapbox vector terrainを使用したoutdoorスタイル|右:mapbox-japan japan-gsi-contourベースのoutdoorスタイル

マップボックス・ジャパンは、等高線データを含んだ地形タイルをパブリックベータとして提供します。

地形タイルの特徴

  • 国土地理院のデータを利用
  • 等高線、標高点、測量の基準点の提供
  • ズームレベル: 8 - 16(等高線), 13-6(標高点、測量の基準点)
  • MTS(※1)を利用したデータの取り込み


提供タイル

  • 等高線タイル
  • 標高点タイル
  • 測量の基準点


この地形タイルの実装は参考実装であり、本実装方法を参考にして、どなたでも独自にMapbox タイルセットの実装が可能です。

詳しくはマップボックス・ジャパン公式noteの記事をご参照ください。

https://blog.mapbox.jp/n/n0a780fa40962


国土交通省 国土地理院様からのコメント

国土地理院の基盤地図情報を使用(R 3JHs 223)した地形ベクトルタイルのリリースおめでとうございます。国土地理院では、2014年8月から、産学官の技術的な議論を通じてベクトルタイルの適切な提供方法を研究開発する「国土地理院ベクトルタイル提供実験」を進めております。優れたベクトルタイル技術が広く使われることを通じて、信頼できる地理空間情報の自由な流通をともに実現できればと考えております。


提供タイルについて

各タイルは、基盤地図情報ダウンロードデータファイル仕様書(ver 4.1)に基づいてデータを利用しております。

詳しくはこちらをご覧ください。各種資料|基盤地図情報ダウンロードサービス


注釈

※1 MTS(Mapbox Tiling Service):

ベクタータイルセットを作るためのツールで、Mapbox内部のデータ処理サービスを商用化したもの。高速なデータ処理と大容量のデータホストを実現しており、データ処理のパイプライン化、自動化を推進している。

既にお持ちのデータがあるものの、クラウドを利用するべきなのか、描画処理に時間がかかる、更新頻度も維持したい、保存コストが高い、などの課題を解決するためのソリューション。


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