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【新機能リリース】車のナビゲーションの新常識「Mapbox Horizon」を発表|Navigation SDK

2021
09
07

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この度、Navigation SDK V2に含まれる次世代プロダクト「Mapbox Horizon」がパブリックベータとしてリリースされました。

Mapbox Horizonは、制限速度、事故、渋滞、またはカスタムデータセットなど、道路に関連する情報をドライバーに予測的に提供します。また、ドライバーがターンバイターン方式(進行方向を音声や矢印アイコンなどで表示する表示方式)のナビゲーションを利用していない場合でも、10km先までの情報を提供します。

Mapbox Horizonによって収集されるデータには、制限速度、トンネル、橋、交差点の名前、道路の分類、平均速度など、静的(マップ上に常に存在する)なものもあります。また、工事、事故、渋滞などの動的なデータも含まれています。Mapbox Horizonは、開発者がマップ上に配置したポイント、ライン、ポリゴンなどのカスタムオブジェクトにも対応しており、ドライバーがそれらに近づいたり、入ったり、出たりした時にアラートを出すことができます。

例えば、Mapbox Horizonは、運転手にスクールゾーンが近づいていることを警告したり、運転手がスクールゾーンに入ったときにアラートを表示したり、運転手がスクールゾーンを出たときに追跡したりするように設定することができます。


Mapbox Horizonにより、これまで高級車でしか利用できなかった予測型ナビゲーション技術を低価格の自動車にも導入できるようになります。シンガポールのNCSは、Mapbox Horizonを利用することで、マップ上のカスタムデータを管理し、ドライバーの行動を予測するためのソリューションを開発しました。NCSのダミアン・コップ氏は以下のように話しています。

ダミアン・コップ氏「Mapbox Horizonとカスタムデータを追加する機能は、当社の製品開発において重要な役割を果たしています。交通に関する課題に取り組むための私たちのプロダクトにこの技術を導入できたことを嬉しく思います。」

Mapbox Horizonは、GraphAccessorとMost Probable Pathの2つの部分で構成されています。

GraphAccessorの仕組み

GraphAccessorは、右折や左折の制限のような道路ルールを考慮して、マップを利用可能な道路グラフ(頂点と辺の集合)として扱うツールです。

GraphAccessorでは、現実世界での距離を道路距離として捉えます。つまり、道路ネットワークを使って目的地点まで行くのにかかる時間を計算するということです。GraphAccessorは、オブジェクトを道路グラフにスナップすることもできます。

例えば、緯度X、経度Yの特定の洗車場は、IDがABCの道路グラフ要素(グラフエッジと呼ばれる)に置かれます。この洗車場が道路グラフ上に「アドレス」を持つことで、GraphAccessorはその洗車場にアクセスするために必要な道路距離を計算することができます。


Most Probable Pathの仕組み

Most Probable Pathとは、ドライバーの行き先をMapbox Horizonが予測したものです。Mapbox Horizonは、ドライバー周辺の道路グラフを分析し、効率的な進路を選択し、交通ルールやドライバーの過去の行動を考慮して、ある地点からドライバーが通る可能性のあるすべてのルートをソートし、最も確率の高いルートを選択します。

この時、ドライバーは矢印や音声によるナビゲーションに従うかもしれませんし、もし、過去にドライバーがその指示に従ったことがない場合、Mapbox Horizonはドライバーが次のカーブを曲がらないことを予測できます。Most Probable Pathは最大10kmの長さで、ドライバーが新しい道路グラフの辺に入るたびに更新されます。


前方の道路を予測する

Mapbox Horizonは、Most Probably PathとGraphAccessorを組み合わせたものです。GraphAccessorを使用すると、道路グラフ上の「アドレス」を任意のポイントに割り当てることができ、Most Probable Pathを使用すると、パス上にあるデータのうち、近い将来、ドライバーに関係しそうなデータのみを分離することができます。

Mapbox Horizonは、車の前方に拡がるマップ上を走る「掃除機」のようなもので、ドライバーに前方の道路について知らせるために、すべての貴重な道路情報を吸い込んでいると例えることができます。

もともと自動車メーカー向けに開発されたMapbox Horizonは、安全性、快適性、効率性を追求するADAS(先進運転支援システム)を構成する重要な要素となります。自動車メーカーは、渋滞などの道路状況を予測し、ADASに指示を出すことで、急ブレーキを避けるために速度を落としたり、トンネルに入るときに車内のエアコンを切ったり、カーブの多い道でヘッドライトの方向を変えたりすることが可能になります。 また、Mapbox Horizonは道路の勾配の変化を予測して、車両の排出量や燃費を最適化することも可能にします。

早速使ってみましょう

Mapbox Horizon(iOS,Android)は、パブリックベータ期間中、Navigation SDK V2を通じて配布されます。 また、自動車メーカーの方であれば、こちらからお問い合わせいただければ、Mapbox Horizonのデモをご覧になれます。

それ以外の方は、こちらから無料アカウントを作成し、ソリューションをダウンロードしてみてください。

*本記事は、Mapbox Inc. Blogの翻訳記事です。

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