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活用事例

地図上に象の生態を表示させる|Built with Mapbox

アースレンジャーがリアルタイムデータを活用して野生動物を保護する方法

2022
03
29

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Big Life Foundationのレンジャーたちは、画面上で小さな点が動くのを見ていました。GPSトラッカーを装着した31歳のオスのゾウ、ジェンガが移動していたのです。ケニアの国立公園の間の野生動物保護区で、ゾウと人間との衝突を避けるために、レンジャーたちはEarthRangerシステムを使って、ゾウの動きを注意深く追っていました。

▲野生動物の回廊を巡るジェンガの旅(出典:Big Life Foundation)

国境を越えたタンザニアにあるグルメティ動物保護区の公園管理者は、パトロールルートの効率性を評価するために、レンジャーの動きをヒートマップで見ていました。

しかし、あるレンジャーがパトロールエリア外の場所で異様に長い時間を過ごしていたのです。調査の結果、密猟者のたまり場が見つかり、レンジャーが不正をしていることが判明しました。

▲保護区管理者がEarthRangerを使って西セレンゲティのモニタリングを実施(出典:Gtumeti Fund)

世界中の公園の保護区管理者は、限られたリソースで広大な土地を監視し、野生動物を保護する必要があります。密猟を防ぎ、人間と野生動物の衝突を防ぐには、合理的でリアルタイム、かつ使いやすいテリトリーデータが必要です。

EarthRangerは、そのような保護区の管理者とレンジャーのニーズを満たすためにVulcanが開発したソフトウェアツールです。

保護地域のためのデータプラットフォーム

2015年にEarthRangerが誕生したのは、2014年のGreat Elephant Censusが明らかにした密猟の危機がきっかけでした。

Vulcanとアフリカ各地の公園管理者、政府、NGOとのパートナーシップにより、現場の公園スタッフのニーズに合わせた実用的なテクノロジープラットフォームを構築し、より効果的にデータを収集、利用、共有できることを目指したのです。

▲EarthRangerの試験データ

現在、EarthRangerはシアトル、ナイロビ、エンテベ、ヨハネスブルグに18名のソフトウェアエンジニア、UXデザイナー、ユーザーサポートスタッフ、マネージャーからなるプロダクト専門チームを持っています。初期のパートナーであるAfrican ParksSave the ElephantsMara Elephant Projectをはじめ、最近ではSnow Leopard Trust、Smithsonianによるアフリカ大陸のキリンの移動経路に関する研究、さらにはイナゴの群れの追跡など、22か国80の保護区でこのソフトウェアが使用されています。

「日々、世界中の素晴らしい自然保護活動家と密接に連携しています。彼らはプロダクトの方向性を教えてくれるだけでなく、最大限支援するために努力するモチベーションも与えてくれています。」-ジェス・レフコート氏(EarthRangerプロダクトマネージャー)
▲ケニアで報告されたイナゴの生息地を追跡(出典:Northern Rangelands Trust)

EarthRangerは、野生動物保護団体が取締り活動の計画、パトロールの評価、地理空間に関する文献情報の確認をする際に役立ちます。過去のデータの傾向から、動物の行動、生態系の変化、ホットスポットの危機に関する洞察を得ています。

また、リモートの画像やセンサーからのリアルタイムデータアラートによって、火災、新たな森林伐採、監視対象の境界線への侵入などの脅威にレンジャーは迅速に対応することができます。

例えば、GPSで捕捉したゾウがフェンスで保護されたエリアから農地へと迷い込んでしまった場合などです。

「Mara Elephant Projectでは、EarthRangerのWebアプリを日々の業務で活用しています。追跡した野生動物、車両、レンジャーチーム、そしてそれらが生み出す一連のイベントデータをリアルタイムで統合・視覚化することで、これまで不可能だったオペレーションへの洞察を得ることができます。新しいWebアプリをモバイルデバイスで使用できる点が特に気に入っています。」- ジェイク・ウォール博士(Mara Elephant Project研究・保全部長)

準備が完璧を作り出す

EarthRangerは当初より、保護区管理者との共同作業で開発されました。EarthRangerが広く採用された背景には、ユーザーニーズへの揺るぎないこだわりがあります。

すべての機能は既存のワークフローをベースに構築されており、従来のオペレーションを変更する必要はありません。

データの洞察は、迅速な対応に向け、実用的なフォーマットで提供されます。ユーザーは、このソフトウェアを直感的に扱うことができるため、すぐに使い方を覚え、本来の業務に集中することができます。

「一刻を争う場面で使われる製品は、使いやすさを最優先して設計することが大切です。密猟などの事件は、地図上にはっきりと、そして素早く表示される必要があります。最適な情報量を提示するために、できる限りのことをしなければなりません。データが多すぎれば役に立ちませんし、少なすぎればなおさらです。」- マイケル・コヨーテ(EarthRangerデザイナー兼開発者)

EarthRangerのハードウェアの要件は、多くの保護区のリソースの制約とリモート環境に配慮しています。EarthRangerを導入するために最低限必要な技術要件は、ノートパソコンまたはモバイル機器とインターネット接続です。

アプリケーション自体はWebブラウザを通して提供されるため、ITスタッフやインフラ構築は必要ありません。また、必要なときにはEarthRangerチームが遠隔サポートを提供します。

また、センサーや首輪など、50社以上のハードウェアメーカーと連携しているため、管理者は柔軟に技術を選択することができます。

EarthRangerで追跡・記録されたデータはすべてユーザーが所有権を持ち、他の分析ツールで利用することができます。

▲EarthRangerで野生動物の足跡を可視化

これからの道のり

EarthRangerでは、Mapbox.jsからMapbox GL JSにアップデートされ、製品チームが使用する分析・視覚化ツールの新しい幅が広がりました。

アイソクローンAPIを使って銃声や死骸の報告後に象の密猟者がどこまで移動できるかを警備隊に知らせることができます。

柔軟なスタイルオプションは、情報を1つの地図で可視化するのに役立ちます。例えば、サイの追跡線上に異なるアイコンと色を使用して、サイの履歴と現在の健康状態の両方を伝えることができます。

車両管理の手法をパトロールマネジメントの機能に応用し、レンジャーの計画を立て、進捗を監視することもできます。

「Mapboxの強力なツールとAPIにより、専門性の高いソリューションを自由に設計、作成することができます。WebGLで加速されたレンダリングは、次世代の高解像度トラッキングデバイスに対応し、新しい独創的なソリューションの設計を可能にします。」-ジョシュア・カルツァースト氏(EarthRangerソフトウェア開発者)
▲ケニア・アンボセリでパトロール中のレンジャーたち(出典:Big Life Amboseli)

野生生物は世界中で絶え間なく攻撃を受けています。生息地は縮小し、伝統的な薬や装身具の需要が密猟を助長し、気候変動が脆弱性をさらに高めているのです。保護活動は複雑で困難、そして危険な仕事です。

EarthRangerのようなツールは、自然環境を守る最前線にいる野生生物保護活動家たちの役に立ちますが、私たち全員が、ボランティア活動や寄付をしたり、十分な情報に基づいて商品を選択することで、これらの組織を支援する役割を果たすことができます。目の前で絶滅が進むのを黙って見ているのはやめましょう。

EarthRangerチームは、新しいパートナーシップや補完的なプロジェクトを歓迎しています。

Mapboxのツールを自然保護に活用されている方は、Mapboxがどのようにサポートできるか、Mapboxコミュニティチームまでご相談ください。

*本記事は、Mapbox Inc. Blogの翻訳記事です。

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