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活用事例

震災から10年 - 未来のために地図でできること

2021
03
14

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By Tomohiro Ichimura & Takuro Nakamura

甚大な被害をもたらした東日本大震災から今年で10年を迎えます。

まだまだ被災地では復興へと前進している最中です。しかし同時に、私たちは震災で得た教訓を振り返り、未来に残していくべきものを改めて考えていかなければなりません。

私たちはいまのところ、地震という自然現象を止める術は持っておらず、地震の発生を正確に予測する術もありません。しかし、地震から受ける被害は天災と人災のはざまにあり、十分な対策を講じることで防ぐことのできる被害もあります。

地震の被害を最小限にとどめるためには、防災・減災を徹底することが必要です。常日頃から万全な対策を行い、有事の際には状況把握と臨機応変な対処に努め、災害から得た教訓を語り継いでいくことが、未来の震災に対して私たちができることです。

そうした、備えること・対処すること・語り継ぐことを実行していくには、できるだけ正確な情報とそれを共有する媒体が必要です。TVや新聞、SNSやWebメディアなど、多くの方々によって地震や震災に関する情報を発信されていますが、地図はそのような情報発信においてよく使われる表現形式の一つです。

地理空間情報の表現に適している地図は、近くにある避難所を確認する地図、地震の発生場所や震災の被害状況の可視化、過去に起こった地震のアーカイブなど、防災・減災に役立つ情報を視覚的にわかりやすく共有することができます。また近年は、インタラクティブなWeb地図も増えており、より一層、情報共有の媒体として役立っています。

本記事では、そんな地図を使って未来の震災に対してできること、またこれまでのMapboxを活用した事例を、備えること・対処すること・語り継ぐことという観点からご紹介していきます。

常日頃から地震に備えるために - 「備えたことしか役に立たない」

地震は突然起こり、予想を超える被害をもたらします。

被害を少しでも減らすためには、いつか地震が起こることを前提にし、私たち一人ひとりの災害に対する理解と備え、また地域での呼びかけや防災訓練、行政機関などによるインフラや法制度の整備などが欠かせません。

どれほどの震災リスクがあるのか、また震災が起きた時にはどこの避難所に行けばいいのか、などの情報を地図で表現することで、防災・減災に必要な情報を視覚的にわかりやすく共有することができます。

大地震が起きた際の想定シナリオマップ

LA Timesでは、USGSが発表している地震の想定シナリオから大きな地震が起きた際の想定シナリオを表現したマップを公開しています。想定シナリオでは、断層や地質、土壌の条件などから体感震度や被害額、死傷者などを予測しています。

画像1
▲ カリフォルニア州のディズニーランドでもしマグニチュード7.2の地震が起きたらという想定シナリオを表現したマップ


避難場所マップ

任意の避難場所をクリックすることで、その避難場所まで10〜50分で移動できる範囲が分かるマップです。いざというとき、どこの避難所に行けばいいのかを知っておくことで、震災が起きた際に備えることができます。Mapboxが提供するIsochrone APIを利用することで、指定地点からの等時間線を表現しています。

▲ 避難場所マップでは、任意の避難場所までの移動可能エリアがわかる

またこのマップでは、AIGIDが提供する「指定緊急避難場所データ」を使用しています。国土地理院が公開しているデータの「特定緊急避難場所データ」をより汎用性を高めたデータ形式で提供したデータです。官公庁や組織が提供する災害リスク情報や災害マップでは、必要な情報がわかりやすく記載されているだけでなく、最近ではオープンデータ化も進んでいるため、目的に合わせてカスタマイズしたり、インタラクティブな地図を作成したりすることができます。


3D津波浸水想定マップ

3D津波浸水想定マップでは、最大クラスの津波発生時における浸水エリア・浸水深想定を知ることができます。自宅付近の津波リスクを知ることで、もしもの時に備えたり、住む場所を検討する際の参考にすることができます。このマップは国土数値情報として公開されている各県のデータをもとに作成されています。

▲ 3D津波浸水想定マップでは、津波の浸水エリア・浸水深を知ることができる

避難場所マップと3D津波浸水想定マップのインタラクティブデモ
https://codepen.io/tichimura/pen/dyOQWjW

緊急事態に対処する - 情報を共有するための地図

実際に震災が起きてしまった場合には、直接的な被害だけでなく、二次被害を最小限にとどめるために、正確な状況把握と迅速な対処が必要です。そのためには、地震情報や被害状況を可視化する地図が役立ちます。

発生した地震の大きさや発生場所、また津波の警戒度、そして実際に生じた被害の可視化など、地図を使った情報の整理・可視化は共通認識を作り出すために必要不可欠です。有事の際、地図という媒体は共通認識をつくるプラットフォームとなるのです。

リアルタイム地震トラッカー

リアルタイム地震トラッカーでは、自動で地震データをトラッキングし、地図上に発生場所・マグニチュードなどを可視化しています。直近で起きた地震の大きさの確認に役立ちます。

▲ 発生した地震を自動でトラッキングし、地震の発生場所・マグニチュードなどを表示するマップ

在庫状況可視化マップ

震災が起きた後、日用品の流通や購買行動に混乱が生じることがあります。OurStreetsによる「OurStreets Supplies Map」は、周辺の店舗における生活必需品の在庫状況を確認できるマップです。大きな一次被害は免れたものの、二次被害として生活必需品を手に入れることができない状況下で役に立つかもしれません。

▲ OurStreetsによる「OurStreets Supplies Map」。生活必需品の在庫状況を表示するマップ


後世に語り継いでいくこと - 地震のアーカイブ

大災害は、常に人々の想像を上回るものです。通常の生活では忘れてしまいがちな災害リスクも、過去の災害とそこから生まれた悲しみや教訓を語り継いでいくことで、来たる大災害における被害者を減らすことができるかもしれません。

災害の記憶を語り継いでいく方法として、地図を使った表現は効果的な方法の一つです。テキストや画像のみで表現するよりも、地図上に情報を表現することで、より現実味があり、訴えかける情報として伝えることができるのではないでしょうか。

世界の主な地震・津波マップ

過去に起こったケルマデック海溝周辺の大きな地震や津波をプロットしたマップ。プロットする円の大きさや配色を工夫することで効果的に表現されています。震災リスクの高い地域が一目でわかりますが、当然ながら日本もその一部です。

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▲ 過去に発生した主な地震・津波をプロットした地図


地図を使った災害の記憶のストーリーテリング記事

日本経済新聞が公開している「逃げっぺし」では、東日本大震災直後の状況がわかる画像を地図上にプロットして表現することで、被害の大きさをより効果的に伝えています。地図と画像をうまく組み合わせることで、よりリアリティのあるストーリーテリング記事になっています。

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▲ 地図上にプロットされた画像により効果的に表現されたストーリーテリング記事

最後に

MapboxはNGO支援から生まれた会社です。社会に役立つものを作ろう、という思いは常にプロダクト成長の糧となってきました。

震災から10年、さらにはコロナ禍の中で、私たちの生活様式を見直す機会が訪れています。さらなる復興を目指すと共に、私たちMapboxは防災・減災に役立つサービスを提供することで、少しでも未来の震災における被害を減らすことに貢献できればと切に願うばかりです。

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